コストのコントロールができるから、もう沈まない。(粋な勉強会講義録)

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ドリコムが上場直後に赤字決算、そしてリストラを敢行するにあたり、社内説明会で罵声を浴びせられたという。
そこでおしまいならば普通の会社であるが、経営陣は毎週「社員の声を受け止める会」をやり続けた。希望者がいる限りやるという方針で結局1年やり続けることになる。

その間に主要マネージャー陣はほぼいなくなり、社内の雰囲気は沈み、自社製品でもある「社内ブログ」にて、役員がボロカスに書かれたりする。

この事件の前後で、内藤さんがガラリと変わったと長谷川さんはいう。
今までワンマンであった社長が、今度はまず人の意見を聞くスタイルに変わった。「判断するといったら善悪の判断ぐらい。あとは自由だ。」と。
善し悪しは別として、クルーズ社のような「右向け右」といった振り方ができないが、逆にドリコムは社員の価値観が反映された舵取りとなっている。

ドリコムの再浮上のきっかけは、社内で新規事業チームを形成してFacebookゲームを作ったことだった。
「ブログやSNSを作っていたからユーザ獲得が難しいことはわかっているだけに、このポテンシャルに気づけた」と、ミクシィのオープン化に際し一番最初からエントリー、ランキング上位を独占した。
今までチヤホヤされてなかっただけに、社内は沸き立ち雰囲気がよくなった瞬間だった。

ソーシャルゲームが当たったとはいえ、ブログ上場&リストラの教訓がいきている。ひとつは、次のビジネスの芽を撒いていること。
トップエンジニアを新規事業開発にもあて、内藤さんがはりついている。
もうひとつは事業の浮き沈みに対してのコストコントロール。正社員と業務委託の比率など、当たり外れの多いソーシャルゲームにおいて重要なノウハウとなっている。

このような安定期を迎えているドリコムではあるが、長谷川さんの次のテーマは「価値観あわせ」だという。

「社員の個性を重んじるとどうしてもバラバラになってしまう。
サイバーエージェントの藤田さんが「最初につぶす」と言っているように、まず自分たちの価値観合わせが必要だ。あのヤフーだって「爆速」ができたのだから、もう遅いということはない」と。

ボヤージュの宇佐美さんが「農耕型」と「狩猟型」という言い方で説明していたが、ワンマンではない会社独特の「停滞感」に気づき、それをまた克服すると、ドリコムはまた違うステージに飛躍するのだろうと思った。

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