ネット事業経営が赤字にならない理由は顧客の問題ありきで商品を提供するから。(クラリスの会講義録)

img_history
Pocket
LINEで送る

中島正三氏をゲストに迎えたクラリスの会の講義録です。

【第2回クラリスの会】「赤字にならないネット事業経営」
●中島正三氏(元パワーテクノロジー創業者、現取締役)

ボクの中にあるもの

スティーブジョブズは「ボクの中にあるもの」を、
周りを巻き込んで愚直に具現化している。

一見周りからは何を考えているかわからないと思われる。
でも、それをやりさえすれば、いいアウトプットが出るものだ。

中島さんもまた、「ボクの中にあるもの」を愚直に実践している。

「これがやりたいという仕事はない。
ひとを驚かせるようなことで喜んでもらってお金になればいい。」

赤字なんてありえない。

売る商品はたくさんある。
売れるものか売れないものかという商品ありきではなく、
顧客の問題ありきで商品を提供すればいい。
だから赤字なんてありえない。というわけだ。

さらにネット事業でも、僕の事業は紙と鉛筆とパソコンで出来るサービス業なので、
大きな投資がなくて出来るもの。だったら2ヶ月目から黒字化すべきであるとも言い放った。

赤字になるときは、先を見越した計画を忘れるとき。

そうならないように気をはればいい。

ボクらは獲物を探している空腹のライオンのようなものだ。
生きるか死ぬかで生きていれば、
変なことに凝り固まっている暇はないし、
落ち込んでいる暇はない。

戦略とかビジョンなんかない。
川下からあがっていく鮭。

「俺らはゲリラなんだよ。」

今のネット業界の典型的な営業マンは、
低姿勢で、元気なのがいいとされているようだ。
これじゃ客先になめられてしまう。

そんなことよりも、相手先の業界の猛勉強をする方がいい。
知り合いを伝って行けば絶対現場の人と知り合える。
本やネットの情報以上の情報を掴まなきゃ意味がない。

お客さんの業界慣習を知った上で、時には財務の話などをヒアリングして、マーケティング提案をする。

別に下手にでるようなひとじゃなく、フラットに深い話ができるひと。
こういうパートナーをお客さんも探しているはずだ。

給料とは、そのストレスに対するYES代

中島正三氏の採用基準は、「常に愚直。常に笑顔。後で態度が変わらないひと」。
自分のやって欲しいことを素直にYESと答えて実行するような人材を登用する。

「給料とは、そのストレスに対するYES代だ。」という。
自分のやってきた経歴の分は、それで十分還元できるはずだからだ。

また、数字で縛るということはしない。プロセスを重視する。
お客さんを喜ばせることを指標化していきたいという。
制度をつくると悪用する社員が現れるから、いたずらに作らない。

逆に、取引先への提案は必ず数字に落ちるものに徹している。

この絶妙なバランスは、まさに「ボクの中にあるもの」。

根底には「生きるか死ぬか」。

これは家業が3回の倒産経験をしていることが影響している。
石橋を何回もたたく癖ができているという。

だから最初の段階で、
さまざまなシミュレーションが立てられ、
シナリオ設計がなされる。

一度つくられたシナリオはぶれない。

「戦略だとかビジョンとかはない。ボクの言ったことを素直にやってくれ。」
という言葉の裏には、確固たる、勉強結果とシナリオ設計がある。

ミーティングは意味がない。

最近、社内でMtgを取り入れたという。逆に言えば今までしていなかった。
しかし、もうMtgを辞めようかとも思っている。

お客さんに訪問するときの途中で、軽く打ち合わせをする。
そんなライトなコミュニケーションでワークするのは、
確固たるシナリオを持っているからだ。

シナリオの遂行は、中島さんの中では「実験」である。
「実験」は仮説があるからできるわけで、
何も持っていなかったら、そういう発想にはならない。

いま世の中に足りない、リーダーに求められる資質は
「ボクの中にあるもの」をちゃんと持っていることだ。

【無料PDF】IT新規事業でのビジネスモデルの作り方

 

「新しいサービスでビジネスを作りたい人」が参加した「IT道場」で語られていた「新規事業のレシピ」をこっそりプレゼントいたします。150ページ以上のPDFになりますので、プリントアウトするときはご注意ください。とくにカラーでプリントすると、上司に怒られます。

 

プレゼントフォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*