事業は素早く立ち上げ、素早く撤退(粋な勉強会講義録)

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「真田さんは、よくジェットコースター経営なんて言われるが、
そんな感じの様子はなく、すごく建設的で実直な印象をうけた」というのが、
懇親会での参加者たちの感想だった。

事業を「BtoBかBtoC」という縦軸と、「受託か自社」という横軸で考えており、
はじめはリスクのないBtoBの受託で手堅く儲け、
クライアントのBtoC事業を受託からレベニューによせて、
自社サービスへと変遷してきたと説明した。

今後ゲーム分野の競争が激化してくると、パブリッシャー機能だけでのリリースなど、
リスクを分散させるような考え方もちらつかせた。

このような慎重なコマの進め方にもかかわらず、まわりがジェットコースターに見えるのは、
「事業を素早く立ち上げて、素早く撤退」という精神にあるのだろう。
ちなみに、社員公募と、新規事業の部署、そして、社長への直訴と、入り口は3つある。

今回のEC事業の立ち上げには、ゲームばっかりだと人材が偏ってしまうというバランス取りと、
やるならばどこにもない商材、そして既存ブランドにのっかるということでの
「Sweet」との協業という選択を選んだところ、まさに理路整然と考えてきたプロセスがうかがえる。

人材の登用についても、ノリみたいなのがないのも、真田さんらしい。
「IT業界において、絶対に外しちゃいけないのが技術力」というなか、起業家は技術者を口説かなくてならない。
そもそも興味のない分野でもなんとか自分の夢に乗っかってもらう。
だから、上場したときか、起業家が目標を失ったときが、CTOの賞味期限だと。

「技術者がいちばん欲しい情報を発信しよう」というのも、採用のためだ。
あそこ行けば面白いことができるという認識を持ってもらうために、勉強会を開催し続けてきたから、
技術者の採用は創業以来、全く問題にならなかったと。

真田さんは、「自分から営業せずに、しくみをつくるマネジメントタイプ」と言う。
本当に舵きりが必要なときだけ現場を指揮する。
たとえばソーシャルゲームへの参入から「恋してキャバ嬢」は自ら陣頭をきっている。

「本当はずっと現場だと売り上げあがるだろうけど、俺はできないな。」という。
「でも、いい人材は育つよ。ほら、コロプラみたいにうちよりも成長しちゃった」と。

ザッパラスは、創業者の玉置さんが、占い結果の文言の一言一句すべてをみてたときは猛成長していたが、
結婚して会長にしりぞいてからは失墜した話や、
コロプラの馬場社長は、いまだにソースコードを見ていたり、ゲームの方向性についてジャッジしており、
それが成長の原泉になってることを例にあげ、そのスタイルをリスペクトしつつも、
「俺にはできない」と認めるところに、真のサナダがあるように思えた。

玉置さんや馬場さんをはじめ、真田さんの下で働いていた人で、
成功者が多いのは、このサナダスタイルの賜物だからだ。

「会社が本当にやばくなった時の秘訣は何か?」という質問に対して、
「負けを認めたらそのときが負け。何がなんでも踏ん張るぞという自分を信じる心持ち」だと真田さんが答える。

根性論でしめくくられると思いきや、
「やばいと気づいたら早く撤退すればいい。そのためにも常に新規事業をすぐにはじめる」と言い直した。

儲けるしくみを考えることに身を置く真田さんらしい言葉だった。

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