キャスターの中川さんのお話と、おかんの沢木さんのお話を聞いて、女性の社会進出をとりまく問題がリンクしていたので、それと私が取り組みはじめた女性向けセミナー「ミリオンアップマスターズ」も絡め本題に入りたいと思います。
サマリー
結局、仕事との両立を迫られるのは圧倒的に女性が多い
まずお二人の講義録からご紹介いたします。
キャスターの中川さんのお話では、オンライン人材をどんどん活用するしか、中小企業の生き残る術がないことを聞きました。
結果的に、オンライン人材は何かの事情で家にいることが多い女性人材でした。
おかんの沢木さんの勉強会では、「働くこととの両立は企業がサポートすべき」という文脈の中で、その意識の高い企業にむけたサービスとはどんなものかについて垣間見ることができました。
この2つの勉強会を通じてわかったことは、結局、仕事との両立を迫られるのは圧倒的に女性が多いということでした。
いまの企業のあり方は、そもそも女性の働き安い環境ではない
私も立ち上げに携わっているミリオンアップマスターズ講座は、そもそも出世を求める男性向けに作られた企業システムが、一般的な女性賃金労働者に寄り添っていないことがキッカケになっています。
たとえば、こんな記事を目にしました。
「同じ長時間労働だったら、都会で苦しむほうが絶対まし」 地方市役所勤務(25歳女性)の場合
企業側からすれば、こんなことで貴重な人材を失っているわけです。もったいないです。
しかし、正直いって、最後のくだりを見て、残念な気持ちになりました。
「資格を取ったり英語を身に着けたり、ちょっとでも自分に武器を増やして自信が付いたら、上京して仕事を探します」
地方が嫌で東京に行けば解決する問題ではないという点と、資格が武器になると思っているいう点です。
資格採用は弁護士や公認会計士ぐらいしかありません。独占業務があるから仕事になるわけですね。
企業にとってありがたいのは、基本的に経験者採用です。
逆に言えば、小さなことでも経験をつめばチャンスになります。
そもそも「まず資格」というのは誰が刷り込んだのでしょうか?
企業側も間違っているなら、労働者側も間違っている、そんなミスマッチが世の中にはたくさんあるように思います。
お互いの話し合いで解決する問題もあれば、先輩や友達への相談で解決する問題もあると思います。
私は長年、IT周辺の勉強会やセミナーをやってきましたが、それは企業も簡単には教えられないことでしたし、参加者も自腹で来るような世界でした。
こういうセミナーは知識面のみならず、マインド面でもメリットがあり、意識高い人同士の交流など、有意義なものとわかっているから参加者がいるわけですね。
もちろん、分野がITという新しい産業でしたからこのような世界が成立したとは思います。
でも、このような世界を、今度は一般の勤務女性むけに用意したいというのが、まさにミリオンアップマスターズを始めたキッカケでした。
企業が寄り添うべきでもあるし、それをお助けするサービスがあればいい。
今までの彼女たちの「ワタシがガマンするしかない」という常識が非常識になれば、企業側も変わらざるを得なくなります。
幸い、この想いに賛同していただいた講師にめぐまれ、すでに5名の方の講座が決まっております。また今週も3名の講師候補と面談をさせていただいております。
当ブログの読者の方も、さまざまなエキスパートがいらっしゃいます。
ぜひ、講師をすることに、ご興味ある方は、ご連絡いただければ幸いです。
どんなアプローチでもかまいません。仕事が楽しくなる秘訣を彼女たちに伝授していただければと思います。
参考までに、どんな講義があるかはこちらを御覧くださいませ。
とてつもない集合意識こそが我々の敵だ!
世の中は、ユングの言うところの、とてつもない集合意識で「常識」が作られています。
「仕事はつまらないもの」「◎◎と両立できないもの」という常識を変えるにはとてつもないパワーが必要です。
ぜひご協力を頂戴できますと幸いです。