500社のHRビジネスを見た社長が語るイビツな業界の展望とスキマ(平日夜の粋な勉強会 #15)

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500社のHRビジネスを見た社長がイビツな業界の展望とスキマについて語ります。

 

約140社の法人顧客をアウトバウンド営業0で開拓したブログ術についても、色々聞けるかもしれません。

 

 

人材ビジネスはどんな時代でも儲かるビジネス

その理由は3つあげられます。

1.参入障壁が低い
2.採用難で企業の採用意欲が高い
3.オペレーションを回すだけで売上が上がりやすい

 

市場規模は全体で7兆円

1.派遣:4兆円(5%up)
2.紹介:2100億円(10%up)
3.広告1兆円
4.請負1兆7000億円

 

人材ビジネスの主なプレイヤー

派遣ビジネスのプレイヤー

リクルート 6700億円(16%)

テンプスタッフ 2700億円(7%)

パソナ 1900億円(5%)

 

→合計2万社あるなかで上位3社で28%のシェア

 

 

紹介ビジネスのプレイヤー

リクルート 576億円(28%)

インテリジェンス 230億円(11%)

JAC 140億円(7%)

 

→合計1万7000社のうち上位3社で46%のシェア
派遣のほうが市場規模大きいのに社数は同じくらいあのは、営業利益率が違いすぎるからです。
派遣は3-5%、紹介は30-40%くらい営業利益がでます。

 

HR領域のビジネスモデルとは

 

既存の人材ビジネスといえば、

1.人材紹介
2.人材派遣(請負含む)
3.求人広告
4.BPO

などがあげられますが、新しいビジネスモデルも出てきています。

 

人材系の新規ビジネスモデル

1.働き方改革系
2.ソーシャル/リファラル系
3.ATS(採用管理システム系)

新しいHRビジネスのプレイヤー

ビズリーチ 2007年創業、売上非公開、社員数550名

1.出会い系サイトmatch.com×求人サービスで個人から課金するハイクラス求人サイトで立ち上げ
2.人材紹介会社にDB売りで事業拡大
3.HRMOS(ATS)やスタンバイ(無料求人サービス×求人検索エンジン)に注力

 

ネオキャリア 2000年創業、売上340億、社員数2000名

1.元々は求人広告の代理店+ほそぼそ人材紹介
2.リーマンショック時に採用系の売上ガタ落ちして派遣と海外にシフト
3.新卒紹介、保育士紹介で業界TOPに。アウトソースや中途採用の事業も順調
4.新規事業でjinjer(ATSから労務管理まで)を提供開始

 

Wantedly 2010年創業、売上、従業員数非公開

1.ゴールドマン・サックス→Facebookという経歴の女性経営者が創業。
2.求人媒体ではなく、採用広報ツールとしてスタートアップを中心に人気に
3.ソーシャル連動などでベンチャーでは使っていない会社がいないくらい
4.大手も積極的に利用をしている

 

キャスター 2014年創業、売上非公開、社員数50名

1.リモートワーカーの活用でクラウドソーシングとBPOの中間のポジショニングで企業の人手不足を解決する
2.月あたりの時間制のリモートアシスタント業務からスタート
3.新規事業意欲が旺盛な会社などに重宝され事業拡大
4.資金調達も順調。「働き方改革」のリーディングカンパニー

 

SCOUTER 2013年創業、売上、従業員数非公開

1.元々は学生起業・ソフトバンクアカデミア外部生の社長が新卒系の人材ビジネスをしていた
2.ソーシャルヘッドハンティングという名で人材紹介ビジネス×リファラルというトレンドに乗る
3.2016年にSCOUTERを開始し、CROOZが出資し注目を浴びる
4.2017年5月にシリーズAで1.5億の追加資金調達

 

この後10年の人材業界の展望

業界全体としては必ず一度大きく凹むでしょう。リーマンショック以上の衝撃になるかもしれません。
採用景気の波は7-8年に1回と言われ、有効求人倍率はじわじわ上がってどんと下がる傾向があるのです。

 

人材紹介ビジネスの今後

もろに煽りを受けるでしょう。大手はリストラをして会社を残しますが、中小は潰れるところが多くなりそうです。

潰れるのは
 1.若手大量採用を請け負っていた会社
 2.人材紹介以外をやっていない会社
 3.自社集客をしていない会社

 

残るのは
 1.国家資格系の紹介事業をやっている会社
 2.人材派遣や他の事業もやっている会社
 3.自社集客ができる会社

人材派遣ビジネスの今後

しぶとく生き残るでしょう。インテリジェンスもリーマンショックを乗り切ったのは派遣事業があったからといわれています。

 

求人広告ビジネスの今後

成果報酬型が伸びるでしょう。成果報酬型は不景気に強くリブセンスもそこで伸ばしましや。
掲載課金型メインの会社も成果報酬プランに切り替えていくでしょうが収益構造上まずいことになりそうです。

 

BPOビジネスの今後

他が沈む中、堅調に推移する分野です。固定費を流動化したい不景気ニーズに強い。
低単価の海外人材リソースを活用しているところはなお強いでしょう。

 

 

このように人材ビジネスは儲かるビジネスではありながら、採用景気の8年サイクルや、時代の流れに翻弄される要素があります。

 

 

では、どのような所にスキマがあったり、勝ち馬に乗るチャンスがあるのでしょうか?

 

このあたりのことを石野さんに語っていただきます。

 

 

500社のHRビジネスを見た社長が語るイビツな業界の展望とスキマ

 

・HRビジネスの今
・新しいHRビジネスのプレイヤー
・この後10年の業界の展望
・狙っていくべきスキマ

 

 

 

【石野さんのプロフィール】
株式会社INST 代表取締役社長 石野幸助 http://www.inst-inc.com/

 

1981年千葉県生まれ。東京理科大学工学部第一部経営工学科卒業の後、株式会社インテリジェンスに新卒入社、HR業界で営業・事業開発などで7年間の経験の後、モバイルベンチャーに転職しIT業界の経験3年を経て、2015年INST創業。
「連絡が取れない」をITで解決する、をテーマに主にHR業界向けのITサービスの開発・販売を行う。創業10ヶ月で単月黒字を達成。約140社の法人顧客をアウトバウンド営業0で開拓。ブロガー社長でもある。 http://blog.inst-inc.com/

 

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