メディア運営には狩猟民族文化をもちこむ(粋な勉強会講義録)

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宇佐美さんは、自分が農耕型だという。

大学1年のときに結婚、子供を育てあげながら卒業して、
トーマツに就職したと思ったらすぐ起業してという経歴にしては、意外な発言だ。

これは懇親会で知るわけだが、実は「求人検索」という事業プランで起業している。
その会社を休眠させて2度目の挑戦をしたきっかけは、
IT業界勃興期での渋谷の「魚や一丁」の集まりで隣に尾関さんがいて意気投合したからだった。

バーベキュー大会で、真田さんと千葉さんが意気投合してケイラボが誕生したように、
いつどこで未来に羨望を浴びる会社がうまれるか、わからないのが我々のいる世界だ。

尾関さんが社長ではじまったアクシブドットコムは、
2年後にはサイバーエージェントが買収、宇佐美さんが社長をひきつぐ。
名前をECナビに変え、サイバーエージェント本体での役員も兼任。
そのあとはボヤージュグループに名前をかえ、MBO。再び上場を目指す。

その間にご子息は大学3年生になっている。
インターネット業界の生き証人は、リアルでも「おじいちゃん」が近いのに、
やっていることは未だに血気盛んである。

宇佐美さんは、創業時期はそんなにかわらない
サイバーエージェントはどんどんのびていくのに、
自分たちはこつこつとしかのびていかない、何が違うのだろうか。
と長い間、疑問に思っていたそうだ。

そして、本体の役員になってのぞいてみて、その答えが、
「サイバーエジェントは狩猟民族なんだ」と気づく。

元々営業会社である文化の者たちが、メディアをやるとあのようになるのだから、
自分たちは、狩猟民族のノリをとりいれたメディア運営をしようと。

具体的には、成果の可視化、事業PLの細分化などである。
ボヤージュグループといえば、たくさんの新規事業をどんどんたちあげる印象があるが、
おそらく前述のテコ入れの結果のアウトプットなのだろう。

実際、新規事業は3フェーズにわけて、事業化のプロセスをふんでいることが説明された。
こういう明文化されたルールも、狩猟民族のノリを吸収した結果だとおもわれる。

海外についても、4つのやり方で挑戦をしていて、撤退を含め、ビジネス難易度を検証済みだ。
やらないリスクよりも、やったほうが次につながる、これもまた狩猟民族のノリ、そんな印象をうけた。

これはイグジットにおいての考え方にもあらわれていて、
折角、これから伸びていく事業に育てたのに、
KPIをぐいぐいおっかけていく楽しみを経験しないと、後で後悔するかもしれない。
だから俺だったら買収提案はうけないと。

とことんやるに尽きるというわけだ。
狩猟民族が、常に狩りにでなくちゃいてもたってもいられないように。

確かに3年で事業を売るような起業家たちは、なかなか次の起業にありつけていない。
何かのツキが離れたように、仙人みたいな暮らしか、サラリーマンか、エンジェルをやってるかだ。

インターネットの勃興期から事業をやり続けている起業家には、
「やり続けられる」ツキを呼ぶようなコンピテンシーが奥底にあるのだ。

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