AGAの原因は男性ホルモンにあるというのが定説ですが、それだけが決定打にはなっておらず、トリガーに過ぎないという見解もあります。
脱毛も皮膚炎や鼻炎と同様、内臓の負担と密接な関係があり、その内臓の負担に影響を及ぼすのがアレルゲンです。
今回は、脱毛と縁の深いアレルゲンについてご紹介していきます。
サマリー
AGEs(終末糖化産物)
AGEsは、活性酸素による細胞侵食を加速させて、健康な身体の老化現象に深く関与しているそうです。ひとことでいうとアンチエイジングの敵ですね。
そして毛母細胞の活性を抑えることから薄毛になるということです。
ビオチン(ビタミンH)
ビオチンは、肌の新陳代謝、アレルギー症状の緩和、毛髪の発育機能などに効き目があるとされています。ところが脱毛症の人の多くが本来「育毛助けるはずの成分」がアレルゲンとなって暴走しているようです。ですので良い成分とされているものが全ての人に当てはまるという考えはひとまず置いておいた方が良さそうです。
メラトニン
メラトニンとは眠りを誘う睡眠ホルモンです。メラトニンが分泌されると副交感神経系が優位になり、脳が睡眠の準備が出来たと認識し、自然と眠りに就くことができます。
毛髪は睡眠中に育成されるものですから、メラトニン自体がアレルゲンとなると深い眠りにつくことができず、毛髪の育成どころではなくなります。
毛包
毛包は毛を作るところです。これがアレルゲンというのはいささか理解に苦しみます。でも「アレルゲン」を「臓器に負担のあるもの」と捉えるとどうでしょうか?
毛包の維持のために、臓器の負担を強いており、結果、毛髪の育成を阻害してしまうのです。この詳細項目には、あの「ジヒドロテストステロン」も入っていました。
上皮細胞
上皮細胞(じょうひさいぼう)とは、体表面を覆う「表皮」、管腔臓器の粘膜を構成する「上皮(狭義)」、外分泌腺を構成する「腺房細胞」や内分泌腺を構成する「腺細胞」などを総称した細胞とのこと。
これがアレルゲンだと、当然のことながら毛髪にもよくないことになります。
皮脂
皮脂は美肌作用、保護作用、保湿作用、殺菌作用があります。皮脂は頭皮に多く存在しておりますので、当然、毛髪にも深く関与しています。
ここで紹介しているアレルゲンは、多く脱毛症の方がアレルゲンとしてとらえているものです。
つまり、脱毛症の方は本来の役割と矛盾した働きをする因子を、理不尽にも受け入れていることになります。
ビタミンB
注目したい項目はビタミンB12とビタミンB6です。
ビタミンB6は脂質代謝をする役割があるとされるので、これがアレルゲンとなれば脂質が代謝できないということになります。
ビタミンB12で注目したいのがシアノコバラミンです。
シアノコバラミンとは、末梢神経の障害を修復したり、貧血を直したりするものですが、これがアレルゲンとなると、障害を修復どころか悪化させていることになります。
ヒスタミン
ヒスタミンとは、普通は不活性状態ですが,けがや薬により活性型となり,血管拡張を起こし,不随意筋を収縮します。かゆみや痛みの原因ともいわれています。
また、ヒスタミンを分解する酵素であるヒスタミンNメチルトランスフェラーゼもアレルゲンになっている脱毛症の方も多いようです。
さらに、ヒスタミンは細菌によって無毒なヒスタミナーゼへと代謝されますが、そのヒスタミナーゼですらアレルゲンになる方もいます。
セロトニン
セロトニンは、人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与しており、「幸せホルモン」と呼ばれています。
脱毛症の方の多くは心にも問題を抱える方が多く、感情を溜め込む癖があり、臓器に負担をかけ、骨盤や頭蓋骨や姿勢をゆがめ、頭皮が硬くなり血がいかなくなるのです。
セロトニンがアレルゲンだと、本来幸せなことを幸せだと感じなくするわけですから、とんでもないことが起きていることになります。
GABA
ギャバは主に脳や脊髄で「抑制性の神経伝達物質」として働き、興奮を鎮めたり、リラックスをもたらしたりする役割を果たす、体内にも広く存在する天然アミノ酸です。
ビタミンP
ビタミンPとは抗酸化物質であるビタミンCのサポートをします。
熱や空気に弱く、壊れやすい性質を持つビタミンCを安定させることによってビタミンCの酸化を防ぎ、体内での働きを高め、効果が持続するよう手助けをします。
ビタミンPの働きは血管の健康改善・血流改善、毛髪の薄毛・抜け毛の予防や育毛にも役立つとされています。
ステロイド
ステロイドとは、副腎から作られる副腎皮質ホルモンです。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があります。
TGF-β
トランスフォーミング成長因子(TGF–β)は、細胞増殖・分化を制御し、細胞死を促すことが知られているサイトカイン(細胞の働きを調節する分泌性蛋白の一種)です。
といってもよくわかりませんが、TGF–βは、毛乳頭や毛母細胞の活動を抑制する因子として知られており、その作用が高まると髪の毛は成長期から退行期に移行すると判明しています。
また、牛乳摂取と身長の伸びのメカニズムについて、牛乳に含まれるカルシウムやたんぱく質以外に、成長促進因子で種々の生物活性作用を発揮するといわれるTGF-βに関係があるそうです。
さらに、免疫抑制作用を持つ液性因子「
このようにいろいろな説明がされている因子ですが、育毛にはよくないようです。
以上、脱毛症の方に共通するアレルゲン一覧でした。
いかがだったでしょうか?
知らない間に育毛剤として摂取しているようなものもありましたね。
そもそも、ハゲは理不尽な疾患です。理不尽を受け入れているということは、理不尽なアレルゲンを持っている可能性が高いのです。
男性ホルモンのせいだから、とか、遺伝だからと無理に納得しない方が得策です。
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