【浅草の教訓】撤退経験者がこれから小売りをやりたい人にこっそり教える7つの教え

まず、ビックリすることをいいますが、O2Oに未来はありません。

世界に未来はあるかもしれないけど、日本にはありません。
正確にいうと、イオンみたいな勝ち組だけにあります。
答えは簡単、日本には店が多く、経済がさがっているからです。

“【浅草の教訓】撤退経験者がこれから小売りをやりたい人にこっそり教える7つの教え” の続きを読む

ツキを呼んでいる起業家の共通点

いきべんは、経営手法を学んだり、経営課題のアドバイスをもらうといった目的で設計されており、そのために、自分にフィットしそうな弁士にあわせて、参加していただくわけではあるが、連続してくる人にしか、わからないことがある。

 

一言でいえば、成功者の共通点である。
毎回、弁士によって違う事をアドバイズするわけで、考え方はひとそれぞれ、全員に同じ質問を投げかけたら、全員違う答えがかえってくる。

“ツキを呼んでいる起業家の共通点” の続きを読む

ITの世界にもあった「麻雀放浪記」

麻雀放浪記といえば、阿佐田哲也の名著。
そのあたりの界隈の人々にとっては、心ブルブル震えるバイブレーション、
いやバイブルといっても過言ではありません。

 

とはいえ、今回は別に麻雀のお話をするわけではありません。
麻雀放浪記といえば、一人カモがいれば、雀卓によび、みんなで悪巧みをして、最後には全財産を没収し、裸にして道に捨てるという物語でした。

 

その昔、このことを知っている者は百名といないと思われますが、いきべんと同じ時代に、「平日夜の悪匠」という会合がありました。

“ITの世界にもあった「麻雀放浪記」” の続きを読む

イスラエルに行かない理由がわからない(粋な勉強会講義録)

イスラエルといえばいつも戦争しているイメージがあるが、
実は平均寿命や死亡率は日本と変わらない。

また「アラブからの反発を避ける」という考えもあり日本からの進出企業が少ないが、実際は世界中のハイテク産業がイスラエルに集結している。

人口あたりの科学者の数、ベンチャーキャピタルの投資金額、起業家の数がダントツに高く、シンガポールと同様、官庁のバックアップもあり法人税も安い。ユダヤ人は親日でもある。
そして何しろイスラエル人は美人が多い。娯楽も充実している。

これだけ揃っていて「何故みんながシンガポールやシリコンバレーを目指すのか、わけがわからない」という。

榊原氏は、これまで当たり前だと思われてきた「おかしいこと」に対してアクションをしている。

例えばベンチャーキャピタル業務では、新しい分野への投資を先んじてやることと、商売敵である他VCとの横のつながり。今では普通のことが昔は普通じゃなかったそうだ。
また「週に一度、投資先とミーティングをしていれば、売上はあがるんです」という言葉は新鮮だった。

インキュベート施設の運営に関しては、協賛をあつめ入居費用を半分にして、イベントを増やし、「ここにいると何かを得る」という体験をさせる。「毎月6社に出資して年間200回のイベントをやれば絶対に成功するんです」と言ってのける。

イスラエル進出に関しても、誰もやらないから自分がやるんだと。

投資先に関しても、「落とし物ドットコム」のように、社会的意義があって、まだ市場がないものしか張らない。したがって必然的に最初のインベスターになる。

「どうやって儲けるんだ」と不思議に思うものこそウェルカム。サムライマインドがあるかどうか、つまりやりきる人材かどうかがポイントだそうだ。

最後の質疑のなかで、榊原氏は「サムライという言葉を選んだから成功できた」と答えた。

日本人は、サッカーやオリンピックのときにまとまるために「サムライ」を冠したがる。サムライという言葉をつかうと団結心が生まれる。
もともと狙っていたわけでもなく、結果的に良かったとふりかえる。

「名前を決めたのは、ラストサムライを見て感動したのがきっかけです。」
とあっさりと言って会場を笑わせた。

【無料PDF】IT新規事業でのビジネスモデルの作り方

 

「新しいサービスでビジネスを作りたい人」が参加した「IT道場」で語られていた「新規事業のレシピ」をこっそりプレゼントいたします。150ページ以上のPDFになりますので、プリントアウトするときはご注意ください。とくにカラーでプリントすると、上司に怒られます。

 

プレゼントフォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

挑戦する経営(イーアクセス千本名誉会長)

粋なみなさん、こんにちは。

いやあ昨日はすごかったですね。
雨なのにすごく集まりました。
二次会もまた盛り上がっちゃいました。

今日は講義録を書きません。
5000円払った人がいるから不公平だということでもありません。
非常に名講演だったために、ほぼすべて本に書かれているからです。

やっぱ再現性がある人はすごいですね。
5社をゼロから立ち上げて全部成功させているわけですから、
講演も再現性が素晴らしい。ほぼ完コピです。

なので本をよんでくださいね。

コストのコントロールができるから、もう沈まない。(粋な勉強会講義録)

ドリコムが上場直後に赤字決算、そしてリストラを敢行するにあたり、社内説明会で罵声を浴びせられたという。
そこでおしまいならば普通の会社であるが、経営陣は毎週「社員の声を受け止める会」をやり続けた。希望者がいる限りやるという方針で結局1年やり続けることになる。

その間に主要マネージャー陣はほぼいなくなり、社内の雰囲気は沈み、自社製品でもある「社内ブログ」にて、役員がボロカスに書かれたりする。

この事件の前後で、内藤さんがガラリと変わったと長谷川さんはいう。
今までワンマンであった社長が、今度はまず人の意見を聞くスタイルに変わった。「判断するといったら善悪の判断ぐらい。あとは自由だ。」と。
善し悪しは別として、クルーズ社のような「右向け右」といった振り方ができないが、逆にドリコムは社員の価値観が反映された舵取りとなっている。

ドリコムの再浮上のきっかけは、社内で新規事業チームを形成してFacebookゲームを作ったことだった。
「ブログやSNSを作っていたからユーザ獲得が難しいことはわかっているだけに、このポテンシャルに気づけた」と、ミクシィのオープン化に際し一番最初からエントリー、ランキング上位を独占した。
今までチヤホヤされてなかっただけに、社内は沸き立ち雰囲気がよくなった瞬間だった。

ソーシャルゲームが当たったとはいえ、ブログ上場&リストラの教訓がいきている。ひとつは、次のビジネスの芽を撒いていること。
トップエンジニアを新規事業開発にもあて、内藤さんがはりついている。
もうひとつは事業の浮き沈みに対してのコストコントロール。正社員と業務委託の比率など、当たり外れの多いソーシャルゲームにおいて重要なノウハウとなっている。

このような安定期を迎えているドリコムではあるが、長谷川さんの次のテーマは「価値観あわせ」だという。

「社員の個性を重んじるとどうしてもバラバラになってしまう。
サイバーエージェントの藤田さんが「最初につぶす」と言っているように、まず自分たちの価値観合わせが必要だ。あのヤフーだって「爆速」ができたのだから、もう遅いということはない」と。

ボヤージュの宇佐美さんが「農耕型」と「狩猟型」という言い方で説明していたが、ワンマンではない会社独特の「停滞感」に気づき、それをまた克服すると、ドリコムはまた違うステージに飛躍するのだろうと思った。

【無料PDF】IT新規事業でのビジネスモデルの作り方

 

「新しいサービスでビジネスを作りたい人」が参加した「IT道場」で語られていた「新規事業のレシピ」をこっそりプレゼントいたします。150ページ以上のPDFになりますので、プリントアウトするときはご注意ください。とくにカラーでプリントすると、上司に怒られます。

 

プレゼントフォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

マラソンでインプット、投資でアウトプット。(粋な勉強会講義録)

「ビール一杯で、どこでもいきます。旅費は自分持ちで。」

こんな感じで全国津々浦々をまわる小野さん。
シーエーモバイル在籍時は、モバイル業界の伝説の人だ。
こんななかなか近づけなかった人がすごくフットワークが軽い。

一方で、小野さんはつるまないし、
人と会うのがベンチャーキャピタルの仕事とはいえども、
きちんと用件がないとあわない。

この方、フットワークが軽いか重いかというのではなく、
グループなのかチームなのかの判断なのだ。

ゴールが設定されてそこに集まるのがチーム。
集まるだけのグループには属さない。こういうことなのだ。

トークライブのテーマは、「ノータイムポチリ」と「善意の解釈」だった。

前者は心の赴くままに行動するには、何も考えずに一歩を踏み出せということであり、
スティーブジョブズの伝説の講演での「自分が本当に好きなことをやりなさい」に通じる具体的な実践方法だ。

後者はまさにマラソン人生で培った発想で、それがチームビルディングの秘訣につながっている。
小野さんは、いいチームかどうかで投資判断をし、自分が手助けするのもチームの成長をサポートすることとしている。
自分自身もマラソンでフィードバックをうけているのだろう。

懇親会では、具体的な事業の立ち上げ方についていろいろとお話をうかがった。

「世の中にオリジナルなものはない、どこかの成功事例をパクるのがベースにある」という。
シーエーモバイルのときは、PCでおきたことをモバイルで実践したのだと。それは今の投資先の事業でもかわらない。

「ただ、みんな表面だけパクって本質をパクれてないんだよね」と。
シーエーモバイルでは、親会社との関係値から、単なる模倣ではなく本質的なところをさぐれた。
今の投資先も、本質的なところを理解してから、踏み出している。

サンシャイン牧場しかり、グルーポンしかり、ジモティしかり、リアルリアルしかり、
すべて元ネタがあり、その本質も自分たちなりに理解できる。こういうことが成功確率をあげるのだと。
トークライブで「ノーポチ」みたいな言語化は重要だと語っていたとおり、
このときの説明のときも、サービスの本質についてキーワードをあげていた。

一杯のビールで、小野さんが置いていったものは、とてつもなく大きかった。

【無料PDF】IT新規事業でのビジネスモデルの作り方

 

「新しいサービスでビジネスを作りたい人」が参加した「IT道場」で語られていた「新規事業のレシピ」をこっそりプレゼントいたします。150ページ以上のPDFになりますので、プリントアウトするときはご注意ください。とくにカラーでプリントすると、上司に怒られます。

 

プレゼントフォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

ゾンビ企業が多すぎる。やばくなったらすぐに辞めろ。(粋な勉強会講義録)

今回は雨の日開催とあって、ずいぶんドタキャン率が多かった。
起業家も雨に弱いということを知り、ちょっと徳をした気分だ。
つまり、ヤフーとかが爆速しちゃうと、それにおじけづく起業家がたくさんいて、
実はチャンスの隙間ができるということでもあるからだ。

今回のセッションでは、参加者の経営につっこんで聞き一緒に考えるような形で進められたので、
つっこんでかけないところが多いのであるが、その中でも、印象だったいくつかを共有したい。

1)あれもやる、これもやる、それもやるはダメ
スタートアップは資源が限られているから、なるべく事業は絞るようにとのこと。
しごく全うだが、改めて聞かされると、ここがブレるポイントなのかもしれない。
だからといって、1つに絞るのが正解かといっても、そうでもない。次のことがあるからだ。

2)ゾンビ企業が多すぎるのが問題だ。
大型資金調達をして目立ったかと思ったら、何やってるかわからないような企業が死屍累々といる。
駄目だったら恥ずかしがらずに辞めて次にいけばいい。
現状として、そういう企業が多いように思われるとのことだ。

3)ノウハウのシェアをすべし
西海岸のスタートアップの起業家間交流は活発だそうだ。
秘密にすることなくシェアした方がお互いのためだという考え方がベースにあるらしい。
「いきべん」や「スクー」、「サムライ」など、日本でもイベントはたくさんあるように思えるが、
本荘氏にしてみれば、交流が少なすぎるように見えるとのこと。

例えば、スターフェスティバルときいて、「弁当を注文できるサイトでしょ」という認識だけでとどめるのは駄目。
・弁当業に参入していない飲食店の空リソースを活用している
・お店と共同で弁当を開発することで競合参入をふせいでいる
・「いまから100個注文お願い」といったシチュエーションにも対応できる
というようなイノベーションポイントを伝えきいて、今後の自分の肥やしにできるかが重要なのだ。

4)海外のサービスを調査すべし
その昔、タイムマシン経営と言われた時代の先人達はよく調べていたそうだ。
いまの起業家はソーシャルストリームに流れる情報を受け身に摂取しているだけのようだと。
最近、村田マリ氏が立ち上げた住宅デザインサイト「iemo」は、「houses.com」というお手本サイトがすでにあり、数年前から米国で著名である。
このように、まだまだ、日本人が見つけていないサイトはある。
これが中国だとひとたび誰かが見つけると数十個の類似サイトがたちあがるわけで、
日本では数人ぐらいしかいないんだから大チャンスだというわけである。

そういえば、gumiの国光氏もツィッターを見つけてすぐにモバイルSNS「gumi」を立ち上げている。
確かに類似のコミュニティサイトは「イクセン」、「ユミー」、「いまちゅう」くらいだった。
(ゲームとしてのモバゲーやビジネスSNSのグリーが、モバイルでもコミュニケーションができ、この2社が結果として全てを駆逐してしまった。)

日本でやる限りは片手の数の企業しかライバルがいないわけである。

最後に「本当にヤバいときにどうやって対処しますか?」といつも質問をなげかけた。

「すぐに辞める」

と本荘翁ならではの返しであった。

【無料PDF】IT新規事業でのビジネスモデルの作り方

 

「新しいサービスでビジネスを作りたい人」が参加した「IT道場」で語られていた「新規事業のレシピ」をこっそりプレゼントいたします。150ページ以上のPDFになりますので、プリントアウトするときはご注意ください。とくにカラーでプリントすると、上司に怒られます。

 

プレゼントフォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

小渕と出会わなければ今の自分はないし、彼もこうなっていなかったはずだ。(粋な勉強会講義録)

第3回のいきべんにて、アクセルマーク尾下さんが
「クルーズの経営チームは一枚岩だ」と言った。

そのことを古瀬さんに言ったら「そんなの当たり前じゃないの」と答え、
同席した役員の対馬氏は「よく殴り合いの喧嘩はしているよね」と答えた。

「お互い包み隠さず本音でつきあう」というのは徹底されているそうだ。
また、常に方向性について話しているので、「会社を大きく舵をきるときは、全員が素早い」と。

かつての幾度もあるピンチを乗り越えたのは、捨てる事業は捨て、全員で集中すべき事業を向いて、思いっきり仕事をする。
あとから思えば、ちゃんと超せるべくして越せた山だったとなる。

全ての仕事を通じて、もっとも重要視しているのは「徹底することだ」という。
スキルがあるのに徹底していない奴はすぐに成敗する。
経験がなくても徹底していればスキルはあがっている。

ラグナブレイクが後発でもヒットしたのは、カードのデザインを徹底してやりなおしたこと。
事前の調査も徹底してやり、開発するなかで状況が変わってきたと思ったり、
目が肥えてきたりすると、駄目だしをする。
「これが出来ないのが駄目な事業を作っているところの特徴ではないか」という。

そして、もっとも「徹底」しなくちゃいけないのが「No2の仕事」であると自分に言い聞かせている。
社長のビジョンを徹底して聞いて、質問して、それを役員や全体に落とす。
「あとから言い訳」はなしだ。「だから言ったでしょ」というNo2がいたら「そいつはオカマ野郎」だというわけである。

古瀬さんは「まずマネタイズから入るタイプ」だという。
例えば、クニオくんの公式サイトは、「キャラっぱ!」が流行りだして思いついたものであり、
「クニオくんのファンのためにまず何ができる」かという発想ではない。
パチスロアプリは、「四六時中パチスロをやっている友人を見ていて、ヤマサに営業にいったらとれた」と、あっさりしている。

お金の手堅さを考えているので、誰かが当たっているのを見てからやる。
一か八かの大当たりは狙わず、中当たりを数回だす方を選ぶようなのが、古瀬さんの考えるNo2のあり方だ。
こうして、クルーズでは小渕社長がビジョンを打ち出し、古瀬さんがそれを現実に落とし込むというシステムができあがっている。

とはいえ「社長も人間だ」という。「社長が現場に入りたいならやってもらう、そういうさじ加減もNo2の仕事だ」と。
「No2は社長の最後の味方。足を引っ張り合うような役員がいたら、それをおろすは俺がやる」ともいう。

こんな自負があるからこそ、「俺がいなかったら、クルーズはこんなに成長できなかった」と言いきれる。
といいながらもベースには、小渕さんへの恩が絶大にある。
古瀬さんはクルーズに入る前に、2度会社の倒産を経験している。
自分は一社員ではあるものの「俺がもっと頑張っていればその会社はうまくいってのかも知れない」という自責の念があった。
そんな自分を拾ってくれ、今の自分を作り上げてくれたのが、小渕さんであったというわけだ。

23歳のときに役員になり、その次の年には上場というなかで、
社長から「ステージが変わってくるから成長してほしい」というのを幾度が言われたそうだ。

古瀬さんが「みんなで一緒に成長して成功を勝ち取った方が、普通に儲けるよりも意義のあることだよね」
という裏には社長からの絶対的な信頼感がある。

「すぐに役員を変えちゃうような社長って腹立つね。そういうこと見えちゃったら一生懸命働きたくなくなっちゃうじゃないか」
という言葉が印象的だった。小渕さんの経営チームはお互いの成長を前提とした長いつきあい方をしているように感じた。

今までで、すごいなと思ったNo2は、元シーエーモバイルの小野さんと、元サイバーエージェントの西條さんだという。
「奇しくも二人ともサイバーエージェント。あの会社はすごいけど嫌だね」と言って会場を笑わせた。

【無料PDF】IT新規事業でのビジネスモデルの作り方

 

「新しいサービスでビジネスを作りたい人」が参加した「IT道場」で語られていた「新規事業のレシピ」をこっそりプレゼントいたします。150ページ以上のPDFになりますので、プリントアウトするときはご注意ください。とくにカラーでプリントすると、上司に怒られます。

 

プレゼントフォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス

日本人はシリコンバレーに学ぶな。織田信長に学べ。(粋な勉強会講義録)

三木谷氏が「取締役なんていうのは茶器みたいなもんだ」と言ったそうだ。
茶器を政治に活用しはじめた初めての人物は織田信長である。

今までの武将は手柄をたてた家臣に土地を与えていたが、
信長は、うまいことに茶道を流行らせることで、大して価値のなかった茶器の価値をつりあげ、
お茶会を開く権利こそを武士の名誉としたことで有名である。そのときに暗躍したのが千利休だ。
信長や秀吉は、千利休に茶器のお墨付きをさせて、それを武将に配っていたというわけである。

しばしば、いきべんに語られていたボードメンバーの役割分担について、
結局ほとんどの弁士により、それは「代表次第」という結論に達している。

代表取締役だけにリスク(個人保証など)とリターン(株式比率)が集中する点や、
社員が代表を見て仕事をしてしまうところなど、日本人の家長にすがる特性などをふまえると、
能動的な一人の代表取締役と、残り全員は受動的な役員陣にうまく割れていた方がうまくいっているようだ。

「シリコンバレーで言われているような、CEO、CTO、CFO、COOという肩書きは、日本では茶番にすぎない」と丸山さんが言う。
「日本人は偉くなったって言われたい。だから肩書きが必要なんです。それをうまく使うのが社長の仕事だ。」と続ける。

丸山さんが重要視しているのは「複数の番頭がいるかどうか」という。
CTOですら、エンジニアをまとめて、そこを中心にモノ作りが行われていれば番頭になる。
このように、ひとまとまりの集団を任せきれる長がいるかどうかが会社の強さだと。

「社長の仕事はビジョンをかかげて人とお金をあつめること。
人を巻き込むのが仕事なので自分が現場にでたら駄目だよ。番頭にまかさなきゃ」と。
「まきこみ力」とは、投資担当に報告しつつも相談をもちかけ、仕事をしてもらうようなところにも発揮される。

また「一度や二度は、どん底の修羅場を経験してどう踏ん張ったかというのも大事だよね」と。
こちらが教えてもいないのに、いよいよキャッシュアウトというタイミングで消費者金融に行って難をしのぐような社長もいいねえと。
要するに丸山さんは事業の内容云々というより、本来やるべき社長の仕事をやれているかを見ているわけだ。

丸山さんの言うその本来やるべき仕事は、信長のように茶器を部下に渡して、あとは番頭にまかせてしまうことに尽きる。

では、番頭はどういう人材がいいのか。
自分の仕事を守りたくなるのが人のサガというものだが、「会社のビジョン実現を愚直に追える人物がいい」と丸山さんは言う。
自分の名誉を毀損しても会社に不要なものはNOといえる、常に辞表を持って仕事しているような番頭がいいねえと。
こうして集まったボードチーム、そして番頭が何束にもなっている会社、当時のライブドアのような組織が強い会社の典型だというわけである。

「社長は神輿、かつがれてナンボだよね。国光さんなんか、ずいぶんかつがれやすくなってるよね」

国光さんといえば、言っていることがころころ変わることで有名だ。
この移り変わりの早い業界において、その場その場で周囲に自分の考えをつぶやくことで、
経営方針を変えるような局面では、すでにその方向性が理解されているというわけだ。
投資家への報告会の前に、もうすでに投資家はフェイスブックで国光さんの発言をキャッチアップしている。

このように、かつがれやすい起業家は投資家ウケもいい。
言う事がころころ変わるから駄目ということではない。

最後に「社長は器を大きくして、茶器を渡せということだよね」という言葉で丸山さんの会は閉めくられた。

【無料PDF】IT新規事業でのビジネスモデルの作り方

 

「新しいサービスでビジネスを作りたい人」が参加した「IT道場」で語られていた「新規事業のレシピ」をこっそりプレゼントいたします。150ページ以上のPDFになりますので、プリントアウトするときはご注意ください。とくにカラーでプリントすると、上司に怒られます。

 

プレゼントフォーム
お名前(姓名)
 
メールアドレス